診療概要

外傷

24時間の救急体制をとっており、切り傷や擦過傷などの軽傷から骨折や筋肉・腱・靭帯損傷、神経血管損傷などの重傷に至るまで整形外科専門医が治療を行います。当科では外傷だけで年間約600例以上の手術を施行しています。

脊椎外科

脊椎とは、いわゆる首と言われる頚椎、背中と言われる胸椎、腰といわれる腰椎、お尻といわれる仙椎、尾骨から成ります。こちらの脊椎機能障害の原因となるものは、外傷、変性、発育障害、腫瘍、代謝障害、先天奇形があります。これらの原因の急性発言や慢性経過から疼痛、感覚障害、運動障害、不安定性や変形が生じることとなります。治療法は、保存的治療と手術的治療があります。

保存的治療としては、消炎鎮痛剤、リハビリ(マッサージ、温熱療法、牽引療法などの物療療法とストレッチ、筋力増強訓練などの理学療法)、神経ブロック注射などがあります。
そして、これらの保存的治療に効果が得られない患者様には、手術的治療を行うこととなる訳です。
手術には、大きく分けると神経の圧迫をとる神経除圧術と不安定性や変形を矯正する脊椎固定術があり、当科では年間100例の脊椎手術を施行しています。

人工関節センター

関節外科

身体には、沢山の骨があり、それぞれの隣接した骨の間に関節があります。大きい関節は、足関節、膝関節、股関節、手関節、肘関節、肩関節がありますが、これらの関節は慢性関節リウマチや加齢による変形性関節症によって疼痛、変形をきたすことが多く認められます。

治療は、関節内注射、リハビリや装具療法などの保存的治療により症状の軽快される患者様が多いですが、これら保存的治療で症状の改善が認められない患者様には手術的治療を行うことになります。

手術的治療として、当科では人工関節置換術を行い、患者様に満足していただける成績をあげており、年間368例(人工骨頭を含む)の人工関節置換術を施行しております。

人工膝関節置換術

人工膝関節置換術とは、変形性膝関節症や関節リウマチによって傷んで変形した膝関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。

人工関節置換術には大腿骨部、脛骨部、膝蓋骨部すべてを置き換える全置換術と関節表面の傷んでいる部分だけ(内側、外側、または膝蓋骨部のみ)置き換える部分置換術があります。

部分置換術では通常の人工関節に比べ小さなインプラントを用いるため、一般的に皮膚の切開や骨の切除量が少なくなります。侵襲が少ないため身体への負担を軽減し、スムーズなリハビリテーションや早期の回復が期待されます。また、靭帯バランスを温存するため自然な動きを再現でき、術後の可動域も良く患者様の満足度も高くなっております。

当院では部分置換術を積極的に行っており、少ない侵襲で超高齢者でも安心してできる治療を考えております。

膝人工関節  年間239件中部分置換127件(53%)・・・2018年度 実績

関節鏡

膝関節のスポーツ外傷である前十字靭帯損傷と半月板損傷の手術を行っています。前十字靭帯は関節の中の靭帯なので、切れたら元通りにつながらないと言われています。そこで、手術の方法としては健常部分から腱を採取し、それを新しい靭帯として使用する、靭帯再建術を行っております。

半月板損傷は可能な限り縫合術を行い、半月板の温存に努めております。日本人に多い円板状半月板に対しては、正常な半月板の形状に近づける関節鏡視下半月板形成縫合術を行っております。膝蓋骨脱臼に関しても靭帯の緩みが原因で生じているため、内側膝蓋大腿靭帯の再建術を行っております。

また、膝関節だけでなく、足関節(足関節外側靭帯損傷、足関節インピンジメント症候群、三角骨障害、距骨骨軟骨損傷)に対しても小さい傷あとで治療を行える、低侵襲な関節鏡手術を積極的に行っております。

膝、肘、足関節の離断性骨軟骨炎、軟骨損傷に対しても自家骨軟骨移植、自家培養軟骨移植やPRP(Platelet Rich Plasma ; 多血小板血漿)といった治療法を行っております。初期の変形性膝関節症に対しては、O脚を伴う半月板変性、軟骨損傷に対して半月板手術だけでは不十分な場合もありますので、高位脛骨骨切り術を併用しています。

また、現在最も力を入れているのはスポーツ愛好家からアスリートまでのすべての方の障害予防と早期発見・早期治療であります。リハビリテーション科トレーニングジムS.C.A.と協力し、スポーツ復帰される患者様が増えてきております。

外来担当表

午前
08:30~12:00
大西 勝亮 中島 悠 大木 浩 新熊 孝文 大木 浩 大西 勝亮※1
中島 悠※2
野村 興一 辻 貴史 辻 貴史 大西 勝亮 辻 貴史 交替制
予約なし
大木 毅 武井 聰 新熊 孝文 大木 毅 武井 聰
午後
17:00~19:00
大西 勝亮 武井 聰 大木 浩 大木 毅
野村 興一 中島 悠 小坂 寿憲 中島 悠
※1 第1・3・5週
※2 第2・4週

専門分野 学会認定医等

氏名 専門分野 学会認定医等
大木 毅 整形外科全般
脊椎外科
スポーツ整形外科
外傷一般
医学博士
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定スポーツ医
日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
産業医
大木 浩 整形外科全般
外傷一般
武井 聰 整形外科全般
人工関節
外傷一般
日本整形外科学会 専門医
辻 貴史 整形外科全般
外傷一般
医学博士
日本整形外科学会 専門医
新熊 孝文 整形外科全般
スポーツ整形外科
外傷一般
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定スポーツ医
日本整形外科学会 認定リウマチ医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
日本医師会 認定健康スポーツ医
日本リハビリテーション医学会 認定臨床医
義肢装具等適合判定医
AO Trauma Japan上級会員
野村 興一
(非常勤)
整形外科全般
外傷一般
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定リウマチ医
小坂 寿憲
(非常勤)
整形外科全般
外傷一般
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定スポーツ医
日本整形外科学会 認定リウマチ医
日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医
日本スポーツ協会 公認スポーツドクター
大串 典昭
(非常勤)
整形外科全般
外傷一般
大西 勝亮 整形外科全般
外傷一般
岩本 摩耶 整形外科全般
外傷一般
中島 悠 整形外科全般
外傷一般